Life Style Labo

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【解説】インテリアスタイルってどんなものがあるの?(国・様式別編)

 

 

インテリアスタイルって一体、どういう区分で分かれているのでしょうか?という疑問を解説するべく

・時代別

・国、様式別

・雰囲気別

の3つに分けて説明させていただきます。

 

前回は【時代別】にインテリアスタイルを紹介しました

 

www.lifestylelabo.online

今回は第2弾としてインテリアスタイルを【国・様式別】に紹介させていただきます。

 

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- 目次 -

 

アメリカ

ニューヨーク / マンハッタン•ブルックリン

マンハッタンスタイル

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 NY州マンハッタン地区をイメージさせるインテリアスタイル。

マンハッタンといえば19世紀頃に建てられた、赤茶色したレンガの外壁をもつ建物の街並みが印象的。

室内もこの赤茶色のレンガの壁にすることでNY感を出すことができます。

あえてブルックリンのイメージと区別を図りたいのであれば、このレンガを白ベースに変え、シンプルでモノトーンの印象が強くするもの効果的です。

ホワイトをベースにして、大胆でインパクトのあるデザインのものや大きさをチョイスし、スッキリと飾ることを心がけてください。配色が心配な方は部屋のベースカラーを3色以下にするよう心がければ雰囲気が出ます。

 

ブルックリンスタイル

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今、最も流行っているスタイルのひとつ。

ブルックリンもNY州5区の一つ、マンハッタン地区とはイーストリバーを挟んで反対側。ラグジュアリーなマンハッタンとは対照的に倉庫や古いアパートが立ち並びます。

ブルックリンの住まいは、開拓時代からの伝統的なサイディングの建物が多いことが特徴です。家賃の安さから、移民や労働者、クリエーター、新進気鋭のアーティストなどが集まるようになり、流行最先端の街でありながら、古いものを生かして楽しむというインテリアの考え方があるようです。

倉庫を改装したカフェなどは露出配管だったりダクトがむき出しだったりと、完璧に仕上げずに「古さ」を残した仕上がりの建物も多くみられます。その無骨さが雰囲気を出しています。

ブルックリンスタイルでは黒アイアンを使ったシンプルなヴィンテージ家具が雰囲気を高めます。
古木や足場板もホームセンターで購入できますし、簡単に貼れるクロスもレンガ調のものやコンクリート打ちっ放し風のものもあり、DIYするのには雰囲気を出しやすいスタイルです。

 

カルフォルニア / 西海岸風

西海岸風スタイル

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こちらも人気のスタイル西海岸インテリアは、その名前の通りアメリカ西海岸の雰囲気を表現するインテリア。暖かい太陽と海辺のリラックスした雰囲気が特徴。

ゆったりとした大きめなソファが置くのが効果的。さわやかな海の気配を感じながらリラックスして過ごせる空間づくりにはマストなアイテムです。

爽やかさをより表現したいという方にはデニムははじめとするブルーのソファがおすすめです。

ソファ以外にもクッションなどにブルーを使ってもよし。西海岸インテリアでは大きなソファの上にたくさんのクッションを置いておくと雰囲気が出ます。

その他、ネイティブアメリカンをイメージする柄や、ヤシの木などは西海岸のイメージにピッタリです。積極的に海をイメージさせるアイテムを取り入れてください。

また海岸に流れ着く丸みをおびた流木などををインテリアとして取り入れるのは鉄板の演出のひとつになります。

100均のアイテムなどで手頃に作り上げることができるインテリアテイストでもあります。

 

メキシコ

メキシカンスタイル

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多色づかいのインテリアの代表格となるのがメキシカンスタイル。

陽気でパーティーが大好きなメキシコ、家の外壁だってピンクや黄色に塗ってしまうし、伝統的な民族衣装や織物にも大胆な色を見事に取り入れています。

ピンク、黄色、水色、赤などがそのイメージカラーですが、インテリアに取り入れる際には、2〜3色にまとめようにするのがポイント!

家具はシンプルな色や素材を選び。エスニック調の織物を掛けるだけで、暖かい部屋ができあがります。織物はソファに掛けてもいいし、壁に掛けても魅力的です。

キッチンや棚の上など、ポイントを絞りカラフルな陶器や瓶をまとめて置くと雰囲気が出ます。

 

 

北欧

スウェーデン

スウェディッシュカントリー

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冬が長く厳しい北欧は、日照時間が短く暗くなりがちなので、内装などを明るいナチュラル色でシンプルにまとめるのが特徴的。

木のぬくもりを感じられるような無垢の白木とナチュラルさを出すファブリックを組み合わせたソファひとつあるだけで北欧の雰囲気が感じられます。

色合いはホワイト+グレーが基本的。でもクッションやラグの柄でアクセントにすると一層北欧感が強まります。

また、北欧家具は脚の先が細くなっていくテーパードレッグも特徴のひとつです。

 

 

南欧

イタリア 

イタリアントスカーナ

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イタリアの田舎スタイルで豪華な庭やテラスが付いている石壁作りの建物のようなイメージ。
床材は冷たい雰囲気の石、レンガ、テラコッタ、タイルなどが特徴。
漆喰を不均一に拭き取った壁やフレスコ模様の壁も見られます。
フォーマルなチェスナット材を使った家具など18世紀の様式をシンプルにデザインしたものが多く、花や風景を飾りとして描いたエレガントな物が多い。
ファブリックは手刺繍などがあると雰囲気が出ます。

 

イタリアントラディショナル

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お城などイタリアの大規模な建物に見られるフォーマルスタイル。
家具やアクセサリーはルネッサンスやバロック時代を思わせるアンティークが特徴。
ファブリックはベルベットや皮などがあるとムードが出ます。タペストリーやブロケードような敷物もあり。

 

スペイン

サンタフェスタイル

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アメリカのニューメキシコ州都サンタフェの風土で生まれたスタイルです。
スペイン植民地時代の文化とネイティブインディアン文化が融合したもので明るく開放的なイメージが特徴です。

床は石張り、テラコッタなど、家具はスペイン風のローカルなターコイズブルーの小物など物が特徴。

ファブリックはコットンやインディゴ染めや草木染めの物が多くナバホインディアンのラグを壁にかけたり床に敷いたりするとムードが出ます。

 

フランス

プロヴァンススタイル

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歴史の古いフランスプロヴァンス地方のシンプルながらエレガントなスタイルです。
内装などに鮮やかな黄色、オリーブグリーンなどを配置すると雰囲気が出ます。
フローリングやテラコッタタイルで壁は暖色系のスタッコ壁で梁が露出している家が多くみられます。
家具はウォルナットやローカルな材料を使い素朴な雰囲気を出すようにしましょう。
ファブリックはプロヴァンス地方で作られる木綿のものがあると完璧♪

 

 

フレンチトラディショナル

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エレガントな軽快さ。優美さなど、ひとくちに「フレンチスタイル」といってもテイストは様々です。

アンティークやシャビーと呼ばれる古びた感じをうまく取り入れ、クラシカルな小物や色遣いをすることでレトロなフレンチスタイルが作れちゃいます。

内装はロココ、ネオクラシック調など、装飾は多めで部屋全体の色彩は軽やかな色。

インテリアは猫足のものが特徴的。重厚感のある色味の無垢材のものならアンティーク感が増していいですね。洗練された家具のイメージですので変にユーズド感を出さないようにしましょう。

 

 

西欧

イギリス

イングリッシュ(ブリティッシュ)カントリー

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出典 simplemodern-interior.jp

イギリスの庶民の田舎暮らしスタイルで、石造りの家や素朴でシンプルなウォーク家具が特徴です。オークやウォールナット、パイン材などを使い、伝統的なデザインで作られています。

暗めの色が多いイングリッシュ(ブリティッシュ)カントリーは、ホワイトを基調とするフレンチカントリーと比べると重く、荘厳なイメージです。

小花柄のカーテンを組み合わせたインテリアでロマンチックな雰囲気を出しましょう。

 

 

 

アジア

日本 

ジャパニーズモダン

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アジアンスタイルは基本的に落ち着いた雰囲気を持つスタイルです。

カラーはブラウン系がメインで、素材感も楽しめるのが特徴だと思います。

分類的には民芸調に入りますが、伝統的な家具を使いつつファブリックなどでモダンな雰囲気を出すのも良いと思います。

ロースタイルの家具に合わせて、壁を意識しながらコーディネートできると収まりが良くなります。

 

タイ、インドネシア、バリ

エスニックスタイル

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基本はカジュアルにアジア各国のラスティックなエレメントをミックスしたスタイルです。

マストアイテムはタイ、インドネシア、インドなどの民芸家具。ファブリックはコットン、麻など自然素材に、民族衣装のようなエスニック柄を取り入れるだけで雰囲気が出せます。

ヨーロピアンモダンをミックスしても相性がよく、比較的安価でイメージが作りやすいテイストです。

 

 中国

シノワズリスタイル

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フォーマルでトラディショナルなスタイルに中国伝統家具や工芸品を加えた18世紀のヨーロッパ建築/家具などに中国風の装飾をしたスタイル。

壁には中国風の絵を飾るか、伝統図案が入った壁紙などが似合います。

 

アフリカ

モロッコ

アフリカンスタイル / サファリスタイル 

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アフリカンテイストを出すならカラフルなファブリック生地を使ったクッション。

またリメイクシートを使って壁の一部を明るい色にするのも効果的。特に、チェリーレッドやマンゴーカラーなど、フルーティーな色は、アフリカンテイストによくマッチします。

家具はナチュラルなものを選び、アフリカンバスケットや、ウーブンラグなど…ハンドメイドの編んだインテリアはアフリカンテイストを演出します。

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか? 

今回は国や様式別にインテリアスタイルをざっくり解説してみました。

本来、インテリアはその国の様式や気候に合わせ、暮らしやすいように適応してきたものです。いくらその国が好きだからと言ってそのスタイル様式をそのまま持ち込んでも暮らしにくいだけで、本来持つ意味合いが変わってしまいます。

 

ポイントを押さえ、スタイルを模倣しつつも暮らしやすいインテリアを作りたいですね♪ 

 

この解説がちょっとした参考になれば幸いです。

 

自分らしいインテリアスタイルを是非、見つけてみてくだい!

 

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